香りの散歩道


ビール純粋令

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日、4月23日は、ビール好きな方にとっては記念すべき日です。

今から500年以上前、1516年のこの日、ドイツのバイエルン公国で、「ビール純粋令」という法令が公布されました。

当時、粗悪なビールがたくさん出回っていたそうで、この状況を何とかしようと、原料から販売方法までを細かく定めたのです。
この法令によって、「ビールづくりには、大麦とホップ、水だけを使用すること」という決まりができました。

「ビール純粋令」は、バイエルン地方からドイツ中に広まり、ドイツビールの品質は格段に向上したといわれています。
そして、世界のビールづくりにも大きな影響を与えました。

原料のホップは、苦味と爽快な香りを生み出すのに欠かせない植物です。
100種類以上あるといわれるホップの中から、どれを選ぶかによってビールの風味は変わるのです。

その特徴は、大きく3つに分類されます。
香りが際立つビールに仕上げたいときは「アロマホップ」、やさしい香りの上品な味わいなら「ファインアロマホップ」、苦味を効かせたいなら「ビターホップ」。

この違いを知るだけでも、ビールづくりの奥深さが想像できそうですね。

今、日本をはじめ、世界のビールはバラエティ豊かになっています。
その中で、ドイツでは「ビール純粋令」を守り続けている醸造所も多いとか。
大人のみなさんには、世界のビールを飲み比べてみる楽しみもありそうですね。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

4月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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